第35回整形外科専門医試験の合格報告を致します。
入局した当初は、専門医受験はかなり先と考えておりましたが、時が経つのは早く、遂に自分の番となりました。
新専門医制度では、提出書類や受験申請はすべてWebで行う為、自分の捗らないカリキュラム進行状態がすべて指導医やカリキュラム責任者にも共有されており、事あるごとにご心配を頂いていました。
さらに申請に必要な学会発表や論文作成についでは、入局後最初に研修した脊椎班の先生方にご指導していただきました。特に赤澤教授や飯沼先生には自分のつたない論文を添削・構成していただき、論文を投稿することができました。この場をお借りしてお礼を申し上げます。
試験勉強については西部病院の先生方にお心遣いいただき、忙しい診療の合間に勉強時間を与えていただきましたことを大変感謝しております。諸先輩方から以前より問題集を3周したら合格できると聞いておりましたが、勉強開始する時期が遅くなり、1か月前になってようやく1周目を終わらせることができました。同期の佐藤先生が夏に救急科専門医試験で大変な思いをしているのを目の当たりにしていたにもかかわらず同じ轍をふむ形となってしまいました。何とか試験直前に問題集を2周と過去問を解き終わって本番を迎えることができました。
試験会場では尾崎先生と同じ試験会場で受験でしたが、試験当日の血走った彼の目が直前の追い込みの凄さを物語っておりました。試験はCBT形式となりPCでの受験でしたが、なんと試験終了時間1分前にPCが強制終了となるアクシデントが発生しました。解答は適時保存されており問題はないとのことでしたが、心配を残したまま私の受験は終わりました。そのため、合格通知を頂いたときの嬉しさもひとしおでした。
旧専門医試験と比較して1年早く専門医になり、まだまだ未熟ものではありますが日々の診療を大切にしていきたいと思います。今後ともご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申しあげます。