日頃より大変お世話になっております。私事ですが恐縮ですが、このたびは2021年1月に行われた整形外科専門医試験に合格いたしましたのでご報告申し上げます。
今回の専門医試験はコロナ禍で感染対策が講じられ初のCBT試験となりました。試験中に全国的に試験終盤にはトラブルが生じましたが、なんとか無事に合格することができました。
恥ずかしながら私は本来であれば昨年取得予定でしたが、一昨年度の専門医試験の書類提出までに論文掲載が間に合わず、改めて秋山先生にご指導をいただき、発表と論文を執筆し昨年には論文掲載をいただけ、受験資格を得ることができました。直接ご指導していただきました秋山先生と私の論文掲載のために様々なご配慮をしていただきました仁木教授には本当に頭が上がりません。心より深く感謝御礼申し上げます。
試験書類も無事に申請し試験の勉強を始めようとした9月頃、私の掲載論文を見ていただいた奈良医大の田中康仁先生より雑誌の原稿の執筆依頼がありました。ちょうど試験勉強に本腰を入れて始めるべき時期での依頼原稿であったため、両方がおろそかになってしまうことを恐れて弱気になり、仁木教授へすぐさまご相談させていただきました。そして、仁木教授からは、名誉な仕事でありチャレンジしてみてはどうかと私の背中を押していただき、両方を同時に進めることに決めました。
なかなか当時所属していた班も人数が少なく臨床も忙しい状況でしたが、なんとか班員の先生方のご協力で日中にも少しずつ時間をいただきながら、 また、夜中から朝まで医局に残り勉強と執筆を同時にする日も多々ありましたが、なんとか12月中旬に無事に原稿を提出でき、12月中旬より試験のみに集中できる状況になりました。
そして短期集中でなんとか試験までにQ&Aはほぼ1周、過去問5年分を3周し、何とか専門医試験も合格することができました。
1年遅れての専門医取得でしたが、仁木教授、秋山先生のご指導の下、苦しい道のりを選んで大きく飛躍できた年となりました。
当時試験期間に所属していた股関節班の山本先生、小泉先生にもご協力いただき深く感謝申し上げます。また、ローテーターとして股関節班に所属していた尾崎先生は、何も言わずとも察して日頃から私に時間を作ろうとしてくれていたこと、また任せても素晴らしい仕事ぶりで、私を支援してくれていたことを心より感謝しております。
また、1年専門医取得が遅れたおかげで、大学の研修ローテーションも結局すべての専門班をしっかり回ることができ、臨床を多くの時間、幅広く経験させていただけたおかげで、専門医試験の勉強にもとても役立ちました。これまでご指導賜りました先生方には深く感謝御礼申し上げます。
今後は下肢を専門として股関節、膝関節、足関節をもっと深く学び研究し、医局に貢献できるよう臨床、手術、発表、論文を可能な限り努力し行っていきたいと考えております。今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。