この度、第34回日本整形外科学会専門医試験に合格いたしましたので、ご報告させていただきます。
本来であれば昨年取得予定でしたが、母の逝去の直後で、色々な手続きの最中であったことから仁木教授ともご相談させていただき本年度の受験となりました。一緒に受験した後輩たちは新専門医制度であり、申請の仕方等も異なり、少し慌てたところからのスタートでした。昨年の申請の書類をそのまま使用することができたので、これからの若手はあの面倒な判子集めで色んな病院回らなくていいのだなと、羨ましいと共に時代の流れを感じました。
外傷班で臨床をしつつの勉強はなかなか大変でした。他の先生方に協力していただき、勉強時間を作り勉強する日々でした。机に向かっての勉強は学生時代を思い出し、懐かしい感じがしました。しかし記憶力の衰えも痛感し、もう1回この生活をしたくないなというのが、勉強の原動力となりました。
試験は前年から同様に面接なしのCBT形式でした。試験というものが久々であり、しっかり緊張しましたが、なんとか合格できました。専門医になったからと特別なにができるようになったわけでもありませんが、今後も今までと同様に一つ一つの症例を大切に精進していきたいなと、改めて思いました。
最後になりますが、今回の受験にあたりご配慮いただいた医局の先生方に深く感謝いたします。今後は膝分野において臨床、発表、論文など自分の成長はもちろんですが、後輩の指導も今まで以上にしていけるよう努力を続けていきたいと思います。今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
