医師7年目、現在本院上肢班で勤務しております染村です。この度、2022年1月に行われた第34回整形外科専門医試験に合格致しましたのでご報告させていただきます。
私たちの学年から新専門医制度となり、医師6年目で受験することになりました。受験に必要なすべての症例や手術件数などの登録は日整会Web上のマイページで管理されました。先輩方の話に聞いていた書類集め等の面倒な作業は一切なく雑務は大幅に減ったので、新専門医制度には感謝しています。試験はコロナ禍の影響を受けて前年同様CBT形式100のテストのみで、試験会場は自宅近辺のテスト会場を選択する形でした。久々のテストでしたが、当日は同じ試験会場に現在本院上肢斑で共に研鑽中の加納先生がいるのを発見し、CBT形式のせいも相まって、緊張もなにもせず始まり、新専門医制度だからなのか問題の傾向はがらりと変わっており、なんの手応えもないまま終了しました。
私の勉強開始は、受験前年の衣笠病院へ出向中の7月頃でしたが、早すぎました。結局その年は5ページくらいしかQ&Aが進みませんでしたが、受験当年になるとQ&Aが改定されたので、使っていたQ&Aはほは新品の状態で捨てました。私は、入局と同時に大学院に進学したため、学位審査の年と重なりました。同時進行で両方の準備を進めていく必要がありましたが、その頃、本院の股関節班をローテートしており、山本先生、葛西先生、私、塚原先生の4人チームでTHA件数が増えている時期でもありました。それなりに忙しく、曲者の塚原先生には振り回されながら、山本先生、葛西先生には大変に気を遣っていただきながら、勉強面を進めていきました。
専門医試験は1月21日、学位審査は2月14日と少し時間差があったので、12月からは専門医試験の勉強に専念しました。学生時代の定期テスト前を彷彿とさせるとても効率的とは呼べない勉強方法で、年内にはQ&A1週目を終え、1月中旬に2週目を終え、当日までに3週目の7割方を終わらせました。3週解いて落ちた人はいないと言われていたので、3週終わっていないという変な不安が残りましたが、無事合格できて安堵致しました。
専門医試験と学位審査が同年にあったこともあり、 仁木教授には入局当初から幾度も檄を飛ばしていただき、また、医局員の先生方にも励ましやプレッシャーをかけていただき、乗り越えることができました。この場を借りて感謝御礼申し上げます。
今後は一専門医として、整形外科診療に責任持って携わっていく所存です。今後ともご指導、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。