今回、タイ王国にて行われましたキャダバーセミナーに参加いたしましたので、報告いたします。
神奈川アラートの発動がされたSARS-CoV-2感染症が、日本では中国からの帰国者が発症したとのニュース報道行われており、対岸の火事のように思っていた日本人がまだ多かったであろう2020年1月24日25日の2日間行われました。私にとっては、四男誕生からまだ3週間というところでもありましたが…(詳しくは同門会の赤ちゃん誕生をご覧ください)。
北里大学の峰原先生と昭和大学藤が丘病院の安田先生のお二人を講師として行われたセミナーで、BasicとAdvanceの二つのコース設定でした。当講座に山本先生が赴任されて以降、骨盤骨折に対する内固定術が増えてきており、骨盤のアプローチが勉強できるAdvanceコースに参加させていただきました。講師の峰原先生には、山本先生が執刀された骨盤骨折の手術(私も助手として参加していました)に、指導に来ていただき、私の骨盤骨折の経験の少なさも理解していただいており、スムーズに指導していただくことができました。骨盤の展開は、展開次第ではしっかりとL5神経根まで確認することができましたが、教科書レベルでの理解ではあったことが、理解を深められることができました。また安田先生は、メインはBasicコースの講師でしたが、フラップに関しては、丁寧に解説と指導をしていただくことができました、フラップ手技は、改めて軟部組織再建には必要であり、今後の臨床においても使っていくことができればと思う手技の一つではありました。
セミナーは参加前に目的としていた骨盤に、対するアプローチを学ぶこと以外にも大きな収穫がありました。神奈川の5大学の先生が中心として参加していたこともあり、私と同世代の外傷に興味がある先生と知り合うことができました。
今後、同世代の先生と勉強会などの開催までできればと考えています。
今回このような機会をいただき、大変ありがたく思います。今後もこのような機会には参加し研鑽したいと思います。