今回2019年3月12日から3月17日までアメリカのラスベガスにてAmerican Academy of Orthopaedic Surgeons(AAOS)の学術集会が開催され、仁木教授と足の外科の三井先生と参加させて頂きました。
英語に関しては苦手意識があり、飛行機や宿、学会参加の手続きなども三井先生に大変御世話になりました。また学会に行くとのことで一時的にですが、英会話の勉強もして臨みました。
AAOSはご周知の通り、世界最大の整形外科学会であり、口演が900題目、ポスターが約600題採択される規模の学会です。参加者も世界中から集まって来ており、3万人以上の参加者がいるとのことでした、整形外科の道を心ざしたばかりの私にとっては、世界最大の学会は衝撃的でした。発表会場が全て日本整形外科学会でいう第1ホールの規模であり、展示も日本との規模の違いに驚きました。
講演を聞きましたが発表者の質疑応答での討論はほとんど理解できず、英語のヒアリングも含めて勉強が必要と再認識しました。
語学力の未熟さを痛感した上で、発表の際のスライドを見たり、ポスターセッションを読んだりすることで世界的にやられていることが少し理解できて面白かったです。やはり大規模なstudyが多く、圧倒的な症例数、奇抜な発想のものなど色々あり、着眼点が大事なことに気付かされました。
学会参加以外のことを少しお伝えすると、ラスベガスということでカジノに行きましたが、宿泊料分程度はお金を吸い取られました。ギャンブルは向いてないことを痛感しました。またブルーマンのショーを見てきました、日本では人気であまり見れないショーですが、ラスベガスでは毎日やっているとのことで非常に楽しませて頂きました。
今回若輩者の私で大変恐縮ですが、貴重な機会をいただき、初めての海外学会の参加させて頂きました。英語力は国際舞台では必須なのは頭ではわかっているのですが、やはり体感して必要性を感じないと勉強しないと思いました。
英語ができないことで自分の考えが伝わらずに、結果的に自分の研究や発表が認められないのであれば、世界では戦っていけないことがよくわかりました。研究力と同時に英語力を向上させて、いつか国際学会で発表できる機会が得られればいいなと思いました。
最後になりましたが、このような貴重な機会を与えて頂きました仁木久照教授、諸先生方、ならびに大学での勤務を引き受け協力していただいた先生方に深く御礼申し上げます。今後とも御指導・御鞭撻のほどを宜しくお願い致します。