このたび、第59回日本関節病学会にて学術集会会長賞を受賞いたしましたのでご報告させていただきます。
演題名は「Akin 法の追加が必要かどうかは術前のレントゲンからは判断できない」です。外反母趾にはたくさんの術式がありますが、Akin法は基節骨で骨切りし、外反母趾変形の矯正を行う術式で、より変形を完全に矯正することで患者の満足度があがると考えられています。通常は何らかの方法で中足骨の内反を矯正した後に追加して施行されますが、これまでの報告ではAkin法の追加をいつ判断するかについて明確なものはありませんでした。そこで当科での症例を後ろ向きに検討し発表いたしました。
本学会はオンラインでの開催となり、受賞者にはメールで連絡がくるとのことでドキドキして待ちましたが発表時間を過ぎてもメールが来ませんでした。ところが翌朝何となくメールを確認したら受賞したのでオンラインの受賞式への参加と朝7時からZoomの接続テストに参加を、とのこと・・・。とりあえず寝ぼけた顔とボサボサ頭で何とか7時に接続し、その後急いで上半身のみ準備をしました。
録画などされていないことを祈ります。ライブでの受賞式とはまた違う緊張感を味わいましたが、やはり学会長の赤木先生から直接賞状をいただきたかったのが正直な気持ちです。
昨年度も足班の先生方をはじめ、多くの先生方にご指導いただきました。このように目に見える形で結果が残せて大変光栄に思います。今後とも精進してまいりますので、引き続きご指導賜りますようお願い申し上げます。