この度2019年3月に行われた第59回関東整形災害外科でReview AwardとSupreme Review Awardを受賞いたしましたのでご報告いたします。
ことの始まりは2018年の夏に“今度の関東整災で40歳以下を対象にレビューセッションというのが企画されるのでまずは演題を登録し、もし発表になったら誰がやるか班内で考えましょう”というメールが平野先生から秋山先生、三井先生、遠藤渉先生、私にきたことです。私はreviewの大変さを分かっていませんでしたので私がやりますと言ってしまいました。その時にはまさかこんな大変なことになるとは思っていませんでした…
それから2カ月後、「足関節とスポーツ」というテーマでreviewを、というお達しが届き、他のテーマもそれぞれの大学が頑張ってやってくるから心してとりかかりましょうという話になりました。
それにしても足関節とスポーツというテーマは難しく、検索をしても第5中足骨や種子骨の骨折といった足部の骨折が多数検索されました。結局本文としては200文献ほどを読みました。 Runner’s high ならぬPub med’s highのような状態になりどんどん読める日もあれば、もう無理だーと思い、何度か心が折れかける日もありましたが、班の先生方に支えていただき、まとめることができました。医局のデスクも隣である三井先生には大変お世話になり、最後は“(学会が銀座で開催なので)Awardとったら銀座のお寿司を食べさせてあげる!”と言っていただき俄然やる気が出ました(結局食べ物でつられるという…)。
発表の1週間前にまだ雪の残る長野に行ったためにまんまと風邪をひき、声が出なくなり、「発表までは声をださずに仕事をしなさい」と言われ、耳鼻科を受診して内服し、保湿マスクのお世話になるもガラガラ声が治らず。ですが、賞をいただいた際は、「そのハスキーボイスもよかった」というようなお褒め?の言葉までいただき、苦笑いしかありませんでした。結果的には下肢のセッションの中でReview Awardを、さらに全体を通してのSupreme Review Awardまで急遽作っていただいて受賞することができました。学会長の日本医科大学の高井信朗教授に「まさに私がやってほしいと思っていたreviewだった」と言っていただき本当に嬉しかったです。
このような機会がなければやらないテーマで、しかもreviewを経験できたことは今後の研究においてもプラスになりますので、やってよかったと今は思っております。ご指導いただいた足班の先生方をはじめ医局の先生方には感謝しかありません。ありがとうございました。今後ともご指導ご鞭撻の程、よろしくお願いいたします。