聖マリアンナ医科大学整形外科講座

整形外科学講座

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学会発表体験記 牧 侑平

「はじめての日整会で発表して」

私は2年間の臨床研修の後に2018年4月より聖マリアンナ医科大学整形外科で勤務しております。日本で最も大きな整形外科学の学会である日本整形外科学会(以下、日整会)は毎年5月に開催されます。整形外科医になった直後の日整会はいつのまにか過ぎてしまい、実質初めての2019年5月の日整会で私は発表させて頂きました。学会での発表演題の公募は前年の夏頃からはじまります。従って、整形外科医として勤務を開始して3ヶ月ほどで2019年の日整会の発表の準備をしなければなりません。急ピッチで作業を開始しました。どんな医師でも学会発表をワンマンで行うことは少なく、指導医とのやりとり、全員カンファレンスの中で発表内容を検討することを繰り返しており、1人の発表でも多くの方が協力してくれていることが殆どと思います。私はテーマを「感染症」とし、当時の配属先の部長で、感染症領域の権威である松下和彦先生にメインの御指導をお願いしました。

12月頃になって、応募した演題が受理された連絡が来ました。そこから、データや参考文献、自分たちの考察をスライドにまとめる作業を開始します。「パワーポイントのスライドを作って、5分以内に発表する」これ以外は特に制限はありません。スライドの作り方には最低限のしきたりはありますが、基本的には答えの無い作業です。

発表1ヶ月程度前の4月頃に整形外科医局のカンファレンスで検討会を行いました。私に限らず、発表者は全員、本番と同じ形式でカンファレンスの中で発表し、その後に、人によりますが、10分〜1時間程度の指摘・修正がはいります。私も多くの修正が入りました。数ヶ月の時間をかけて作ってきたものが、この1日で大きく修正を余儀なくされるため、心に大きなダメージを負います。指摘された点をもう一度修正し、指導医とやりとりをし、スライドを完成させます。

本番は4日間ある学会のうち初日の午後でした。数十人の前での発表なので、緊張しましたが、大きな問題なく発表を終えることができました。しかし、発表しただけでは折角の研究データが世に公表されないため、論文化しなくてはいけません。ここからまた長い時間をかけて2020年3月に論文掲載させて頂くことができました。演題応募から論文掲載まで、1人では到底達成できないことであり、指導医の先生方に感謝の気持ちで一杯です。また、時間と労力がかかる学会発表ですが、得るものも多く、1度経験すれば、次はさらに効率よくできるようになのではという自負も生まれます。研究・発表・論文は医師としての責務であり、今後の継続に尽力致します。

仁木久照教授の所信表明演説

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