聖マリアンナ医科大学科学講座の足の外科の歴史は故三好邦達初代主任教授の時代から始まります。三好教授は先天性内反足をはじめとする足の外科領域の診療、研究に力を注ぎ「日本足の外科研究会」を発足されました。昭和51年に第1回の会長を務められ、その後に名称を「日本足の外科学会・学術集会」とし平成9年に青木治人第2代主任教授が第22回を開催されました。・・・
当講座は初代三好邦達教授により昭和47年に大学の開学とともに開講いたしました。昔で言うところの新設医大ではありますが、今年で開講44年となり、全国各地に多くの同門の先生方もおり、伝統のある講座となりました。三好教授は足の外科領域の診療、研究に力を注ぎ「日本足の外科研究会」を発足され、昭和51年に第1回の会長を務められました。…
上肢外来は肩から手まで、上肢全体の運動器疾患を扱う外来です。対象疾患は一般外傷、交通事故、労働災害、スポーツなどの外傷のみならず、末梢神経障害、骨・関節障害、腫瘍性疾患、先天異常などきわめて広範囲にわたっております。さらに、マイクロサージャリーの技術を用いた切断指再接着や複合組織移植術による四肢の再建も対象にしております。・・・
上聖マリアンナ医科大学整形外科学講座の股関節外科班は平成7年に2代目主任教授 青木治人 先生によって設立されて、3代目主任教授 別府諸兄 先生に引き継がれました。そして4代目主任教授の仁木久照 先生によって平成29年度から新しいコンセプトをもった股関節班が誕生しました。これまでは治療は主に人工股関節全置換術を中心に行われており、安定した手術成績で患者さんに貢献して参りましたが今後はさらに股関節温存手術(骨切り術・股関節鏡視下手術)にも注力して小児から高齢者まで年齢の幅を超え、骨盤寛骨臼骨折・スポーツ外傷から慢性疾患まで幅広い疾患に対応できる最先端の「全方向性」股関節班に生まれ変わります。・・・
変形性膝関節症や関節リウマチ・膝関節症の手術療法として人工膝関節全置換術(TKA)、単顆型人工膝関節置換術(UKA)、高位脛骨骨切り術(HTO)を施行しております。手術の目的は「痛みをとり、日常生活動作を向上させること」で、手術後は定期的に長期にわたり経過観察を行っています。変形性膝関節症や関節リウマチ・膝関節症の治療方法は患者様の年齢や背景に合わせて決めています。・・・