聖マリアンナ医科大学整形外科学講座のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
2025年4月から当講座の主任教授に就任致しました原口直樹です。山形大学を卒業後、東京警察病院に勤務、整形外科医として多くの患者さんを治療してまいりました。東京警察病院在任中には米国Johns Hopkins大学およびMercyMedical Centerへ留学、生体力学研究を行い、同時に足の外科の臨床を学びました。縁があって2018年に聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院の整形外科部長を拝命し、2022年から3年間、同病院の病院長を勤めてまいりました。
高齢化が進む我が国において、健康寿命の延伸、すなわち誰もが元気で活動できる時間を少しでも長くすることは我が国最大のミッションと言ってもいいでしょう。そのような状況の中で、スポーツ障害や加齢による痛みを扱う整形外学の重要性が今後ますます増していくことは間違いありません。
聖マリアンナ医科大学整形外科学講座には、足の外科、脊椎外科、股関節外科、膝関節外科、上肢の外科、外傷外科の各専門診療班があり、それぞれ先端的な医療・研究を行っています。当講座の医師は、主に聖マリアンナ医科大学病院、聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院、川崎市立多摩病院の法人3病院で診療をしていますが、これまでにも多くの整形外科医を輩出し、各医療機関で活躍しています。
聖マリアンナ医科大学は2021年に創立50周年を迎え、2022年に新入院棟が、2024年に新外来棟がオープンし、次の100年に向かってまさに新たな出発点に立ったところです。そのような中で当講座5代目の整形外科主任教授を拝命致しましたが、過去の主任教授が築いてきたこの講座の伝統をさらに発展させ、世界に誇れる基礎研究・臨床研究を行ってまいります。また全国の患者さん、医療機関から信頼され、必要とされる「選ばれる整形外科」になるために全力をつくしてまいります。
新たな一歩を踏み出す聖マリアンナ医科大学整形外科学講座を、どうぞよろしくお願い申し上げます。
主任教授
原口 直樹