当講座は初代三好邦達教授により昭和47年に大学の開学とともに開講いたしました。昔で言うところの新設医大ではありますが、今年で開講44年となり、全国各地に多くの同門の先生方もおり、伝統のある講座となりました。
三好教授は足の外科領域の診療、研究に力を注ぎ「日本足の外科研究会」を発足され、昭和51年に第1回の会長を務められました。その後名称を「日本足の外科学会・学術集会」とし、平成9年に青木治人第2代主任教授が第22回を、平成24年には現教授の仁木久照第4代主任教授が第37回を開催されました。「足の外科研究会」の創設から40年間にわたり、足の外科専門班を有す歴史と実績のある講座です。
また、講座開設当初から医師の育成に対し熱心に取り組んでおり、足の外科以外にも各パーツ別の診療班を設置し、専門医取得前の先生が各専門班の知識を広く取得できるように、さらに専門医資格を取得後も専門性の高い医療を身につけられる環境づくりにも力を入れています。
聖マリアンナ医大の卒業生に限らず、他大学卒業の先生もこれまでに多く当講座で勉強されていきました。
これまでの教室員の主な出身大学 :
聖マリアンナ医大、慈恵医大、千葉大、愛知医大、杏林大、埼玉医大、岐阜大、川崎医大、日本医大、岩手医大、福島医大、東邦大、金沢大、金沢医大など
当講座を巣立った先生方は、その後も専門班で研鑽を積んで得た技術・知識を活かし、ある先生は他の大学で教育職に、またある先生は市中病院やクリニック開業など各方面で活躍されております。