【日本肩関節学会 参加報告】
10月11日・12日に福岡で開催された日本肩関節学会に参加してまいりましたので、ご報告させていただきます。
本学会は、肩関節外科分野における国内最高峰の学術集会であり、発表内容・質疑応答ともに非常にレベルが高く、臨床・研究の両面で多くの刺激を受けました。日常診療で感じる疑問が最先端の知見として議論されており、改めて肩関節外科の奥深さと進歩の速さを実感いたしました。
今回は、聖マリアンナ医科大学整形外科から計4演題を発表いたしました。
<一般演題>
・肩関節手術後のMyMobilityアプリの有用性について (嶋田洋平)
・AR NextAR RSAにおけるガイドピン設置位置の正確性の検討 ― 従来法との比較 ― (嶋田洋平)
<ポスター発表>
・RSA後の感染のリスクファクターについて (染村 嵩)
・関節鏡下上方関節包再建術後の上腕骨頭壊死の一例 (見上 豪)
また、学会後に開催された人工関節に関するクローズドミーティングにおいても、ファカルティとして講演の機会を頂きました。
・RSA後の肩峰骨折 ― 軟部組織の緊張から考える ― (嶋田洋平)
さらに学会前には、海外から招待されたアメリカのDr. Bellが聖マリアンナを訪問され、我々の手術を見学されるという貴重な経験をさせていただきました。
Dr. BellはMedacta社の人工肩関節置換術の開発者であり、その卓越した知見と経験に基づき、さまざまなディスカッションを通して多くを学ぶことができました。
また、今後日本に導入予定の新しいデバイスに関する最新情報も伺うことができ、大変有意義な時間となりました。
加えて、フランスの巨匠Dr. Philippe Valentiから直接手術のご指導をいただく機会にも恵まれ、こちらも大変貴重で素晴らしい経験でした。
この1週間、我々上肢班はかつてないほど多くの刺激と学びを得ることができました。この経験を糧に、今後の診療・研究により一層活かしてまいりたいと思います。

Dr Bellと上肢班肩チーム

Dr. Philippe Valentiと














