当講座の嶋田先生が世界水泳2023に救護として参加されました。
先日福岡の世界水泳大会で救護に参加したので、報告させていただきます。
この大会はworld Aquaticsが主催する、世界でトップのスイマーが競い合う最大の国際大会です。福岡市では2001年に初めて開催されたこの大会(イアンソープ活躍時代)が、21年ぶりに再び開催されることになりました。競泳、水球、飛び込み、アーティスティックスイミング、オープンウォーターの競技がある中で、私が参加したのは、オープンウォーター競技でした。オープンウォーター競技は、水中プールではなく、自然の水域で行われるスイミング競技であり、選手たちが長距離を泳ぐため、身体的な負担が大きい競技です。
暑い夏の日差しの中で競技を行うため、熱中症などの健康リスクも心配されましたが、救護期間中、競技中に急病にかかったり、ケガをした選手への応急処置や医療対応を行いました。世界のトップアスリートたちと一緒に働き、彼らの情熱と努力を間近で見ることができたことは、私の医師としての視野を広げる良い機会となり、非常に貴重な経験となりました。関節病学会前の多忙時期にも関わらず、仁木教授はじめ不在中のサポートをしてくださった上肢グループの先生方、医局員の先生方には多大なる感謝を申し上げます。
福岡での世界水泳大会は、素晴らしい競技の数々と感動的な瞬間に満ちた大会でした。
この経験を糧に、来年のパリオリンピックに向けて準備をしていければと思います。
嶋田 洋平