聖マリアンナ医科大学整形外科講座

整形外科学講座

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整形外科学講座

足の外科


足の外科
Foot and Ankle

伝統を守りながら、最先端を歩む

当院の足の外科は、故三好邦達初代主任教授が、「日本足の外科学会・学術集会」の前身である、「日本足の外科研究会」を発足。平成24年には私が第37回の会頭をするなど、およそ40年にわたる、伝統がある部門です。
小児から成人まで、先天性内反足から関節鏡による最小侵襲手術や創外固定、各種インプラントなど、最新のそして多種多様の手段を用いた治療を行っています。

教授 仁木 久照

1.後天性足部疾患

外反母趾の治療は基本的に装具、靴の指導などの保存加療を行い、効果の得られない場合、手術療法を選択しています。軽度~中等度の外反母趾であれば中足骨遠位骨切術、中等度~高度の外反母趾に対しては中足骨近位骨切術を選択しています。症例によっては第1TMT関節固定術を選択する場合もあります。また、適応があれば(主に軽度外反母趾)小侵襲手術(中足骨遠位直線状骨切り術:DLMO法)も行っており、それぞれの症例に最適と思われる術式を選択しています。

成人期扁平足(後脛骨筋腱機能不全)の治療に対しても足底板を用いた保存加療などを行い、効果の得られない場合や重症例には手術療法を選択しています。術式も踵骨内側移動骨切術長趾屈筋腱の腱移行術外側支柱延長術三関節固定術などを症例により使い分けています。

関節リウマチによる足部変形は主に前足部、中足部、後足部に分けられます。扁平三角状変形に代表される前足部変形例には可能な限り、関節温存手術を選択しています。中足部、後足部変形例では関節破壊が強いものに対しては関節固定を行っていますが、症例に応じて人工足関節置換術や侵襲の少ない関節鏡視下固定術を選択しています。

変形性足関節症に対しては人工足関節置換術人工距骨併用の人工足関節置換術関節固定術(関節鏡視下手術含む)などを、病状に応じて最適な術式や使用するインプラントを選択して治療を行っています。
また距骨壊死に対しては、CTデータからそれぞれの症例に合ったデザインをカスタムメードで作成して用いる、人工距骨置換術を積極的に行っております。

人工足関節置換術については、人工関節センターのサイトもご覧ください。

人工関節センターのサイトはこちらから

また麻痺性尖足変形には創外固定を用いた、漸次矯正手術を行っています。

関節リウマチ前足部変形[手術側は左足]関節温存手術例左図:術前右図:術後

後脛骨筋機能不全上図:術前下図:術後

変形性足関節症人工足関節置換術(TNK Ankle®)左図:術前右図:術後

     

変形性足関節症人工距骨併用の人工足関節置換術(cTAA)左図:術後正面右図:術後側面

変形性足関節症人工足関節置換術(TM Ankle®)左図:術後正面右図:術後側面

距骨壊死人工距骨置換術上図:術前下図:術後

麻痺性尖足テイラースぺーシャルフレームによる漸次矯正手術左図:術前中図:変形矯正中右図:術後

2.スポーツ障害

足関節外側靱帯損傷の手術方法は薄筋腱を用いた靱帯再建術を行っております。強固な初期固定力により、術後早期からの運動復帰が可能です。
また、足関節インピンジメント症候群(前方、後方)に対しては足関節鏡を用い、小侵襲の手術を行っています。
距骨骨軟骨損傷に対しては、病変の大きさや進行度、年齢などに応じ、マイクロフラクチャー法骨釘術距骨軟骨柱移植術などを行っています。
スポーツ障害の患者様にはできる限り、足関節鏡を用いて侵襲の少ない手術を行うようにしています。
また、疲労骨折(第5中足骨疲労骨折)などにも再発予防、早期復帰を目的とし、積極的に手術療法を行っています。スポーツ障害の治療においては、年齢、種目、運動レベル、目標とする大会までの期間などを考慮し治療を行っています。

足関節後方インピンジメント症候群三角骨障害

左図:術前 矢印は三角骨中図中図・右図:術後 最大底屈でもインピンジは認めない

足関節後方インピンジメント症候群鏡視下手術の様子

左図:インピンジメント解除前右図:インピンジメント解除後

       

距骨軟骨損傷マイクロフラクチャー法(鏡視下手術)

傷んだ軟骨を除去したのち、軟骨下骨表層を特殊なデバイスを用いて処置して関節軟骨を再生させる。

距骨軟骨損傷骨軟骨柱移植術(軟骨移植)

傷んだ軟骨を除去したのち、膝関節から軟骨を採取して病変部へ移植する。

3.先天性足部疾患

小児における先天性の足部変形、骨異常、短縮、機能障害を扱います。多指症、合指症、短指症、先天性骨癒合症などに対し、小児の成長発達状態をみて適切な手術時期や治療法を検討しております。

先天性内反足Ponseti法
左図:来院時中図:ギプス固定右図:アキレス腱切腱前

4.外傷

骨折に対しては解剖学的な整復位が得られない場合、積極的に手術的治療法を選択します。
足関節果部骨折には手術時に足関節鏡を用い、関節軟骨の評価を同時に行っています。脛骨天蓋部骨折にはStaged Protocolで治療を行い、踵骨骨折には小皮切での整復固定術を行っています。
Lisfranc関節損傷には術前に高分解能MRIで靱帯の評価を行い、手術療法を行っています。
開放性骨折、コンパートメント症候群、デグロービングなどの重傷例に対してはイリザロフ創外固定を用いた治療を行っています。
アキレス腱断裂には小皮切による手術法を選択しております。

足関節果部骨折左図:術前右図:術後

リスフラン関節損傷薄筋腱を用いた靭帯再建術左図:術前右図:術後

アキレス腱断裂小皮切手術
左図:断裂部での陥凹を認める中図:術前右図:術直後

仁木久照教授の所信表明演説

新病院棟2022年度オープン予定

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